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Creative Studio PNEUMA

Masayuki Kageiの社会的マイノリティや世界平和をフューチャーした作品と取組み

 

■ 海洋プラスチックスピーカー

海洋プラスチックスピーカーは、海に漂着したプラスチックごみを拾い集めて、加工して作ったスピーカーです。

プラスチックごみの一つ一つが絵の具ようになるので、楽しくクリーン活動をしながら、次世代の子どもたちに美しい海の恩恵を受け継いでいきたいという思いで、海を想う音楽を届けるスピーカーを制作しています。
 
このプロジェクトは、環境省ローカルブルーオーシャン推進事業の北海道島牧村のプロジェクト(合同会社テロワールリンク 中田雅史の企画)で採用され、音楽家 景井雅之がアートディレクターを務め考案し、様々なご協力のもと制作しました。

 

人と海のつながり

私たちの地球は海が7割を占め、世界は海で繋がっています。
人類がこの数十年でプラスチック製品を使い続けてきた結果、
地球の資源が回復するよりも早く、危機的なレベルで海洋おせんが続いていることが明らかになり、地球規模の環境問題として深刻化が進んでいます。
 
環境省の調べによると、世界では毎年少なくとも800万トンものプラスチックごみが海に流出しているといいます。
そして2050年には海洋中のプラスチックごみが魚の数を超えるという試算があります。
 
日本海、太平洋、オホーツク海に囲まれて寒暖と温暖の絶妙な海流により豊富な海の幸が取れる地元 北海道の海も、同じように海洋プラスチックごみによる悪化が起きています。
また、海の資源を享受している私たち一人ひとりへ、マイクロプラスチック(一般に5mm以下の微細なプラスチック類)が健康に悪影響を及ぼす可能性が懸念されています。
 
海洋プラスチックごみを素材としてアート作品に作り変えることで、
問題という思考から、ポジティブな新たな視点をもち、それを認識することで、一人ひとりが出すゴミを減らしながら海を綺麗にしていく。
 
そんなサイクルに喜びを感じられるような、価値あるものを生活の一部に落とし込んでいけたらと思います。
 
海洋プラスチックの取り組みが冊子になりました